黄蓮谷右俣 沢登り その2 - 沢組合記
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沢・山・岩・その他もろもろの旅日記です。

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黄蓮谷右俣 沢登り その2

2日目の朝、夜降った雨も止み、たき火と朝ごはんの準備をトシゾーさんたちがしてくれた。
ラーメンを食べ、荷支度を済ませた。
これから黄蓮谷の核心部分が始まる。
はたして、自分は黄蓮谷遡行できるほどに成長したのだろうか?

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遡行をはじめてすぐに、まさかの雪渓が現れた。
山を始めたころに、農鳥岳で雪渓を滑落した私にとって、沢靴での雪渓歩きは恐怖以外何ものでもない。
気軽に歩いているみんなが信じられなかった。
仕方なく後をつけるしかなかった。


IMGP5615.jpg
無事に雪渓を通過し、坊主ノ滝の長い高巻きを終え、再び沢に戻った。
ちょうど二俣に降り、右俣へと進んだ。


IMGP5617.jpg
奥千丈ノ滝が始まるのだが、また雪渓が現れてきた。
雪渓になると予測しづらく、一抹の不安がよぎる。
奥のガレた滝を登る3人パーティーが遠くに見えた。苦労しているようだ。


IMGP5641.jpg
スノーブリッジの下に通れそうなスペースを見つけた。
雪渓のトンネルの下は崩壊の危険があるので急いで通過した。


P1050525.jpg
雪渓の下を通れない場合は、上を歩くのだが、下と同様に崩壊の危険がある。
しかし、問題は雪の斜面を、沢靴で歩かなければならないということだ!
1回のスリップが、即事故となるだろう。
傾斜の強い雪渓の通過は、なるべく避けたかった。
自分一人だった、とっくに逃げ帰っていた。
仕方なく後をついていったのだが、通過した後のノドの渇きは半端じゃなかった。


P1050468.jpg
先行パーティーはガレた滝を選んでいたが、私たちは水流を進んだ。
単純に水流のほうが遡行しやすいという理由だ。
なぜガレた滝を進んだのか?疑問に思いながらシャワークライミングで登った。
苔で覆われたいやらしいなスラブが目の前に立ちふさがった。
こういうイヤなところはトシゾーさんの出番だ。
カムを使ったうまい処理で、すばらしい登攀を見せてくれた。
後続はプルージックで登った。


P1050482.jpg
爆流帯に入り、ほどよく登れる滝を楽しく登った。


IMGP5632.jpg
スラブの斜面やクラックを使った登攀が続いた。


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奥ノ二俣ノ滝に着くと、残置ハーケンが見えた。
ここが最後にロープを出すところかもしれないということで、
大御所・会長K籐さんにリードを託した。
さすがK藤さん、上部で粘りながらも乗り越えた。


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源頭部につくと、イワカガミの咲くお花畑となった。


P1050555.jpg
そして、急でつらい詰めに苦しんだ。
最後のハイ松漕ぎはまるでラッセルのようだった。
ここで先頭を行くのは、トシゾーさんとQさんの冒険家夫婦だ。
この二人の底力には、いつも驚かされる。


IMGP5684.jpg
フラフラになりながらも山頂にたどり着いた。
3年前の記憶をたどりながら、似た構図で写真をとった。
いい写真だが、そこにツノッチのいない淋しさがこみ上げてきた。


IMGP5687.jpg
このあと、7丈小屋のテン場を目指し下山するが、満席で5丈小屋跡地まで下りそこでもう一泊した。
3日目は長い黒戸尾根を体中の痛みをこらえながら下山した。
フラフラになりながらも達成感のある沢旅だった。


黄蓮谷右俣遡行達成!
これで自分を沢ヤと言えるでしょう!
今回のパーティーのチームワークに感謝です。

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